押入れのカビ対策をよく考えましょう!
今日は4件の下見でしたが、そのうち2件は押入れに関するものでした。
押入れは何故カビが発生したのか?を考える必要があります。
ただカビが発生したから「何とかして!」ではダメなのです。
それを理解しようとしない人が多過ぎます。
例えば・・・
①冬の結露する時期に、押入れのベニアが濡れている・結露の滴が目視出来る濡れている状況の時
②押入れの底板が黒ずんで、手を当てるとバリっと壊れそうな状況、ベニアなどが明らかに劣化している時
③外壁側のベニアが大きく波打っている時
④施主様自らカビ取りを行い浴室用カビ取り剤の跡が激しく残っている様な時
(施主様がキレイな押入れを希望される時)
⑤市販の糊付壁紙を施主様自ら貼り、キレイに取れない時
(施主様がキレイな押入れを希望される時)
⑥塗装や珪藻土などを塗りカビを隠している様な時
(施主様がキレイな押入れを希望される時)
①~⑥まで該当する時は、ぶっ壊して造り直す(断熱補強は行うのが前提)のが第一選択になります。
仮に、結露はちょっとあるが、カビが酷いので何とかしたい!と言う時は防カビ工事の出番になります!
「造り直し」と「防カビ工事」の違いが分かりますか?
多くの押入れは、造り直しが必要です。
その理由は、断熱材が押入れには無いからです。
あっても申し訳ない程度のレベルの断熱材ですから、効果などは期待しては
絶対にいけません。
押入れの造りはそれほど酷いものなのです。
但し、新しいベニア等に交換しても一時的にカビが発生し難くなるように見える
だけでカビが発生しない訳ではありません。
ですので、造り直しを行ってもベニアなどの木部には防カビ施工は必要
になります。
造り直しと防カビ工事のどちらが良いのか?で分からない時は電話下さい。
まずは、そこからスタートです。
押入れのカビは奥が深く、簡単なものではありません。
それだけは認識下さい。
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