珪藻土をクロス壁紙の上に塗ってはいけない
珪藻土をクロス壁紙の上に塗ってはいけません。
リフォーム会社の中には率先して勧めることがありますが
売上的に、イメージ的に勧めるのでしょうが、大きな間違い
ですので勧められたら即答は避けましょう。
ホームセンターなどに行くと、クロス壁紙の上から濡れる
珪藻土があります。
良く見ると「自然の力でカビを防止」と書いてありますが
科学的根拠がありません。
珪藻土がカビを死滅させることは不可能です。
結露を止めればカビが止まる!的な発想なのでしょうが
これも間違いですのでお間違いないようにして下さい。
カビが発生した壁天井に自分で珪藻土を塗るのは良いこと
だと思うのですが、カビ処理をしてからにしてもらいたい
ものです。
ここで、勘違いして欲しくないのは浴室用カビ取り剤を
室内に利用してはいけない点です。
薬品臭が長く室内に残ることになり、臭いで気分を害する
人がかなりいます。
そしてもう1つあります。
漂白脱色と殺菌消毒は違う点です。
カビ色素がキレイに無くなればカビは死滅したと考えるので
しょうが、それは間違いなのです。
漂白脱色である程度は殺菌消毒可能ですが、細かく書けば
それだけでは不十分です。
そのため、自分で殺菌消毒も中途半端でカビの上から珪藻土
を塗る行為が非常に多いのです。
カビ処理せずに珪藻土を重ね塗りした結果
珪藻土は調湿効果に富んでいますが、結露の酷い部屋の場合
珪藻土の調湿効果以上の結露が発生しますので容量オーバー
になり、保湿材になることがあるのです。
結果としてカビが珪藻土に発生します。
珪藻土を塗る時は、質と量と環境を考え、カビが発生し易い
ならその原因を知り、カビ処理してから珪藻土やクロス壁紙
を塗ったり張ったりしないといけません。
下地のカビ処理には、プレモの防カビ工事を
ぜひご検討下さい。
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関東一円に対応しています。
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