梁がカビるマンションの防カビ工事(神奈川県川崎市編)
築30年近いマンションなどでは梁がカビることがあります。
梁を中心に、その周辺だけがカビているのです。
以前も東京都江戸川区にてその様なマンションがありました。
そのマンションは賃貸でしたが、西日がキツク当たるのですね。
そして2つのマンションとも梁がカビていました。
梁の断熱がなされていない&壁内部の断熱が無いもしくは量が少ない
いわば欠陥マンションだったのです。
実際に都内などの下見をすると、築20年以上経過しているマンション
は少なからず断熱不良のマンションが多いことに驚かされます。
梁の部分の壁紙にはカビが薄っすらと見えます。
まるで墨汁の様なカビに見えます。
梁の壁紙にカビが発生しているのは梁自体に断熱処理が
なされていない証拠です。
梁と壁を解体してみると…
断熱がありません。
断熱材が無いので結露し易く躯体側にカビが発生している
のが分かります。壁内からカビ臭が漂う部屋になっているのです。
断熱材が無いのですから、結露とカビが発生して当たり前です。
この様な部屋にいくら防カビ工事をしても効果は限定的です。
写真の様に解体し、断熱補強をする際に防カビ工事を行った上で
壁紙を張る際に石膏ボードや壁紙等に防カビ処理するのが妥当な
方法だと思っています。
西日がキツク当たる様な部屋の場合は、室内を必要以上に冷やすと
壁内が結露する原因となりますので、冷やし過ぎには注意しないと
いけません。
それから、古めのエアコンで室内を異様に冷やし続けるとエアコン
送風口から水滴が落ち始めますので、室内にとって良いことでは
ありません。
室内の設定温度は、低くても26℃、普通は27~28℃が最適だと
思われます。
まだまだ暑い日が続きますので、エアコンの設定温度には十分
お気を付け下さい。
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