床下基礎断熱工法は本当にカビ易い
高気密高断熱工法の注文住宅で現在圧倒的な人気を博している
床下基礎断熱工法があります。
基礎断熱工法は、通常通気する為の昔で言うところの通気口の
代わりにあるはずの「基礎パッキン」を発砲ウレタンなどで塞ぎ
床下の気密性を上げ「部屋の1つ」として考え家全体の気密性を
上げようと考える工法です。
基礎断熱工法は、基礎内断熱・基礎外断熱工法がありますが
多くの工務店やハウスメーカーなどが取り組んでいるのが基礎内
断熱になります。
基礎内(外)断熱の場合、外壁(外周)にスタイロフォームとかウレタンフォーム
そして吹き付け発砲ウレタンなどを用いて気密性を上げるのですが
通気が出来ないのでカビが非常に発生し易いと言う欠点があります。
※あくまでも防カビ工事専門業者としての私見です。
中には、通気性を重んじて「床下換気システム」を導入したり1階の
フローリングにガラリ(通気口)などを設けて対処する会社もありますが
広い床下の隅々の空気を動かすことが出来ない以上、新築ならば
築4年以内にベタ基礎(コンクリート部)から発生する湿気をフローリング
下の構造材が取り込み、一気にカビが発生するケースが少なくありません。
床下換気システムを用いても、やっぱり限界があるのです。
もし、複雑な床下(床下暖房とか換気システム)ならば床下に潜り
防カビ工事することは不可能ですので、1階床を剥がす必要があります。
建築会社はその場を取り繕えば何とかなる!と思っている節があり
「煙の様なものでカビ対策出来ますよ」ぐらいのことを平気で言って
来ますが、不可能なことを平気で言う無責任さには呆れます。
写真は、建築中に雨水が床下に流入した現場のものです。
雨水は自然災害ですから、中には厳しい時もありますが養生が
いい加減な現場監督などもいますので人災と言えなくもありません。
床下基礎断熱工法は、水に非常に弱いのです。
つまり湿気です。(雨水侵入/浸水/漏水/結露)
これからもどんどん床下基礎断熱工法が採用され注文住宅が
建てられて来るでしょうが、数が増えれば床下のカビで悩む施主様
も急増するのです。
あまりにも酷い基礎断熱工法の床下については、1階の床を
造り直すことをお勧めしています。(解体後の防カビも必須です)
床下に潜れない、工事出来ないなどの場合当然と言えば当然です。
防カビ工事は建物にカビが発生し難くさせる工事であり、施主様ご家族がカビの心配から安心して住める家にする為の工事となります。
床下のカビで困った時は、お気軽に相談下さい。
埼玉県・東京都を中心に神奈川県を含む関東一円に対応しています。
新潟県・長野県・静岡県・愛知県の地域の皆さんで床下のカビで
お困りの時もお気軽に相談下さい。
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