古い戸建てに住む方はカビが原因の肺炎にご注意下さい
築30年以上が経過した戸建に住んでいる方で家に
いると咳込む方がいます。
気になるので病院に行き検査してもらうと「夏型過敏性肺臓炎」
と言われることが少なくありません。
実は、このところ下見も含めて複数件建て続けて患者さんの
戸建てに遭遇しております。
床下なども潜り、室内もチェックして思うことはリフォームを
ほとんどしていない家だと言うことです。
床下などは低すぎて出来ない方の家もありました。
普通に潜れる戸建てでもシロアリ駆除を10年以上前に行った
だけで、その後点検らしきものもしていない状況でした。
※シロアリ駆除の無料点検は高額な見積書を提出して来ます
ので気が引けるのも当然ですが…
夏型過敏性肺臓炎の患者さんの家で気になる場所が2つ
ありますので書かせて頂きます。
1)床下 洗面所と浴室(昔のタイル張り)の木材
浴室とトイレの木材
2)室内 京壁、ジュータン、クロス壁紙、化粧ボードが古く
汚れている
洗面所の木材がカビと腐朽菌で傷んでいる
古い戸建てを放置し続けてはいけません。
両親や親戚などから譲り受けることもあるでしょう。
その古い戸建てに住むなら、床下や床を改善しなければ
住み続けることは厳しいと言わざるを得ません。
内装もやり直すしかありません。
その時に大量のハウスダスト(カビ含む)が空気中に飛散
しますので換気にはご注意下さい。
夏型過敏性肺臓炎に罹られた方が住む古い戸建ての家に
はリフォームと防カビ工事の合わせ技が効果的です。
ただやみくもに防カビ工事すればOKではありません。
ポイントを絞って行うことが肝心だと思っています。
リフォームして造り直せばカビはいなくなると考えるのは
何も知らない建築会社さんの言うセリフです。
夏型過敏性肺臓炎に罹られた患者さんの家には
防カビ工事は必須であることを知って頂ければと
思います。
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://www.premo2003.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/853