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漏水事故後のカビ

マンション漏水事故後のカビ対策(東京都江戸川区編)

東京都江戸川区にてマンションの漏水事故がありました。

漏水事故後は、住んでいる人(施主様)は早く復旧してもらいたい。
工事業者はなるべく工事範囲を狭めて対応したい!という気持ち
が非常に強くなりがちです。


ここ20年間に建てられているマンションの場合「置床工法」を採用
しているはずです。
床下の深さ(高さ)は洗面所では最大25cmあるかな?
廊下や室内などは、深さ(高さ)は10cm~15cmほどしかありません。
15cmあればまだ良いほうです。
工事範囲を狭めて、早期の復旧を考えると床の解体は出来ません。
ですが、解体しないと細かい部分にカビが発生したまま塞ぐ結果
になるので、カビが繁殖し易くなります。



漏水事故後床下に発生しているカビ
※マンションの狭い床下に発生したカビ


面倒でも丁寧な説明を行わないと場当たり的な漏水事故対応で
終わります。喜ぶのは損保会社になります。

特に、最近では乾燥だけで済まして床を開口せずに防カビする
ことを行う業者がいる様な話を聞きます。

でも、それは間違いです。

ビショビショに濡れた床下を乾燥だけでカビが防止出来るのか?と聞かれたら、科学的根拠が無い工事でカビが止まるとは言えません。
今の建材は一度でも濡らすとカビが非常に発生し易くなります。
乾燥だけでカビが発生しないのなら、それはたまたま運が良かったと
言えるでしょう。
※仮に最小限度の床開口部があっても1m四方しか防カビ施工
は出来ないことをご理解下さい。
手が届かない、目視出来ない状況で防カビ工事など出来るはず
がありません。


床を解体して床材やその下のパーチクルボード下地まで交換し
防カビ施工する必要があるのです。

幾ら説明しても理解してくれません。
管理会社や建築会社などは場当たり的な対応をするだけです。
それが、漏水事故後の対応になります。

残念ですね。
現実は甘くありませんが、後で泣くのは施主様になるのです。
今後はそういう会社から依頼されても防カビ工事をすることは
無いでしょう。

ちゃんとカビ対策するなら、解体して造り直す前に徹底的な
防カビ工事が必要不可欠です。
出来れば復旧する際に使用するパーチクルボード下地にも
防カビ施工することをお勧めします。

手間暇かかりますが、漏水事故後のカビ対策には防カビ工事が最適な
工事なのです。
マンションの漏水事故の被害に遭われたら防カビ工事
をご検討下さい。

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