2015年9月
大雨と建築中のツーバイフォー住宅床下のカビ
台風の影響で大雨が続いています。
建築中の家も養生をしていますが濡れていました。
これだけのまとまった雨が降ると濡れた後のカビが心配です。
ツーバイフォー住宅の場合、屋根が最後に出来ますので
養生を行っても雨が入る可能性大なのです。
フローリングを貼る予定の床の構造材の上に養生シート
を貼ってもシートと構造材の間に雨が侵入してカビが染み
の様に発生して来ます。
施主様はフローリング材が貼られる前に是非確認して下さい。
そして床下にも雨水が侵入している可能性があります。
つまりカビが発生してしまうのです。
雨が床下に侵入しても乾燥作業らしき行為はほとんど無い
と言っても過言ではありません。
せいぜい送風機を使ったり、湿気取りを置いたりして
終るのが関の山です。
この様な状況は新築の床下には危険なのです。
ベタ基礎のコンクリート部分に雨水が大量に浸透して
後々床下の湿度が急激に高くなるからです。
ツーバイフォー住宅は特にそうですが柱が無いので
床の構造材がカビたり腐ったりするのは大きな問題です。
その前にポツポツとカビが発生して来ますから、その前に
防カビ工事を行いカビの大量発生を防止しましょう。
コンクリートの壁に囲まれた部屋のカビ臭対策
マンションや団地などの集合住宅における部屋のカビ臭で
困っている人がいます。
その多くは、冬季の結露が大きく影響して来ます。
そういう部屋を見ると、コンクリート下地に囲まれている
ことが多いのです。
中には、天井と部屋の2面がコンクリート、酷い時は3面
がコンクリート下地と言う時があります。
コンクリートの壁や天井に囲まれた部屋のカビ臭対策を
考えましょう。
1)カビ臭の原因を探り、改善する
2)壁紙などの仕上げ材の裏側にカビ臭の原因があれば
コンクリート下地に殺菌消毒と防カビ施工を行う
3)新規の壁紙を張る際においても防カビ効果を持つ
配慮が必要不可欠
1)~3)を実践すれば、かなりカビ臭は改善します。
壁紙下地が石膏ボードや押入れのベニア、さらには
括り付け家具の裏側からのカビ臭の場合は時間も費用も
長くなり高くなることは言うまでもありません。
見た目でカビが酷いと分かれば、非常に分かり易いのですが
判別が出来ない時が一番困ります。
目に見えるカビが無い時は、徹底的な部屋全体の防カビ工事が必須と言えるでしょう。
それでも必ずどこかにカビ臭の原因があるはずです。
コンクリート下地から臭うのか?それともそれ以外の場所から
臭うのか?の見立ては非常に難しい時があります。
また、家具や衣類、扉や窓などにカビ臭が付着していること
もありますので部屋全体の防カビ工事並びに廃棄出来る家財は
処分することが重要です。
カビ臭はハードルが高い工事なのですが、防カビ工事専門業者
プレモにおいては積極的に対応してます。
埼玉県・東京都を中心に神奈川県を含む関東一円に対応しています。
炭塗料は非常にカビ易い(神奈川県川崎市編)
エコリフォームで炭塗料は人気があります。
ですが、非常にカビ易いのをリフォーム会社は知りません。
既存の壁紙を剥がして下地の石膏ボードに炭塗料を塗って
その上に紙の壁紙を張れば、全てエコです!と言うのは
リフォーム会社のエゴです。
神奈川県川崎市にて防カビ工事を行っておりますが
炭塗料の問題、紙の壁紙の問題が発生しました。
炭塗料のカビは厄介です。
石膏ボードなどの壁紙下地に塗っては絶対いけません。
炭塗料を剥がすのも出来ず、カビだらけの部屋になるのを
待つしかありません。
ここで防カビ工事の出番になるのですが、防カビ工事も
楽ではありません。通常よりも手間暇かかります。
つまり、工事金額が上がると言うことです。
炭塗料を塗ることで、石膏ボードのカビを隠す役目もします。
これは最悪です。
炭塗料を剥がそうとすると、下地である石膏ボードを解体
する必要があります。だから出来ないし対策にも限界があります。
出来るカビ対策と言えば、徹底的な防カビ工事に尽きます。
それしかありません。
押入れなどの収納内に炭塗料を塗ってもいけません。
全解体をする羽目になります。
それでも、炭塗料にこだわるのはおかしな話だと思っています。
湿気をより取り込み、放出する間もなくまた取り込み続け
カビだらけにする炭塗料をそれでも使い続けますか?
グランドピアノにも防カビ工事(神奈川県川崎市編)
神奈川県川崎市にて今日から4日間防カビ工事がスタートです。
初日の今日は、殺菌消毒と下地などの防カビ施工です。
想定外だったのがグランドピアノです。
防音室にあった時は、それほど臭わなかったのですがリビングに
分解されて移動されて来た時にはカビ臭がキツイのには参りました。
グランドピアノもカビます!
写真の白く見える木部は元々黒なのです。
グランドピアノの下にある木部がカビるのです。
グランドピアノは今日は殺菌消毒で終わりです。
初日なのに全く余裕が無かったのです。
それもこれも天井材のカビ色素が取り切れないせいでした。
カビ色素が取れない時もあります!と事前にお話しすること
があるのですが、やっぱり見えないほうが良い。
だから再工事です。
やっぱりくやしい。
こんな時もあるで終わらせるのはダメですね。
但し、天井材の傷み具合も考えた行わないといけないで
厳しいところでもあります。
とりあえず、今日はカビに対して敗北感が強い初日に
なりました。(くやしい!)
保育園の防カビ工事
埼玉県内の保育園の防カビ工事を行いました。
カビは色々な状況や環境下で発生します。
保育園の場合では下記の様な問題があります。
・ビル内の保育園の場合、結露が原因で発生するカビ
・雨漏り、漏水、浸水などによるカビ
・調理などを行うのでキッチン周辺のカビ
カビは職員さん達がサービス残業でカビ取りを行っています。
小さなお子さんが多いので、一般的なカビ取りでは無理なの
です。消毒用エタノールの様なものでカビを拭き取るのが
限界なのです。
カビ取りと言っても、どこの家庭でも行うことと違いは無く
カビ取りをすることでカビ胞子を飛散させ、カビを引き伸ばし
再発を続けるカビと定期的に戦わないといけません。
保育園の場合、予算が限られています。
ですから、大規模な工事は出来ないのが現状です。
そこで、防カビ工事の出番になります。
今日は、埼玉県内の某市の保育園の防カビ工事を行いました
が事情が事情なので写真などを掲載することは出来ません。
防カビ工事自体は、園長先生や発注元の担当者様の確認が
あり納得出来る仕上がりになりました。
今月は、もう1箇所防カビ工事を行う予定です。
今日の保育園よりももっと厳しい状況です。
しっかり対応していきたいと思います。
もし、お子さんが通う保育園でカビが発生している様なら
園長先生か管理している市・町・区役所などに話して下さい。
防カビ工事は安全にカビを防止します。
雨漏り後の天井に再発し続けるカビ
今日は東京都大田区にて賃貸マンション和室一部解体後の防カビ工事
を行って来ました。漏水事故が原因の現場でした。
明日は、埼玉県内にて雨漏り後にカビが再発し続ける天井の防カビ工事
になります。決して広い空間ではありませんがかなり厄介です。
天井はケイカル板です。
雨漏り自体は止まっているらしいのですが、ケイカル板は現状では
交換が出来ません。
カビ取りをお勤めの方々が行うのですが、短期間で再発してしまう
状況が続き、今回防カビ工事を行うことになりました。
この続きはまた書きたいと思います。
天井のケイカル板の裏にはカビが相当発生しているはずですので
交換するのがベストなのです。
ただ交換するのではなく、既存ケイカル板天井を撤去した後に
防カビ工事を行い新規のケイカル板を取付けるのが大切なのです。
一般建築では目に見える状況しか信用しません。
ですから雨漏りや漏水事故が発生しても広く広く対応することは
まずやりません。
それでは隠れカビを作るだけなのです。
目に見えない胞子がカビが発生している空間には大量に飛散
していることすら知らないし、理解しようとしません。
解体工事はリフォーム会社や工務店に依頼すれば良いと思います。
ですが、必ず防カビ工事を絡めることを忘れてはいけません。
床下の湿気対策はカビ対策にはならない(東京都武蔵野市編)
床下業者(シロアリ駆除・害虫駆除)が「シロアリはいないがカビが酷い」
と言う営業トークを言うことがあります。
カビが酷い?何処にカビが発生しているのか?
第一位が床下裏です。
第二位が土間つまり土です。
そこで提案をして来ます。
床下換気扇を通気口に取付けましょう。
土間には、防湿シートを敷いて調湿材を撒きましょう。
他にもあります。
ゼオライトシートを敷きましょう・・・ です。
ちょっと待ってもらいたいのです。
深呼吸をして冷静に考えましょう!
写真の様なカビで湿気対策を行う必要は無い。
いい加減な説明で施主を騙してはいけない。
上記の写真は築30年近い戸建床下です。
30年近く経過してこの状態なんです。
何を焦って湿気対策をする必要があるのでしょうか?
床下業者の行うことを1つ1つ考えてみましょう。
調湿材を撒くのはかなり床下に湿気が高い場所になります。
冬でも床下の湿度が60%~70%ある様な土間で、夏なら80%以上ある
様な場合に限られるでしょう。
意外と防湿材を使用しなければいけない家は少ないのです。
床下換気扇ですが、家の壁の下(外周は除いて)基礎があります。
いわゆる内基礎と言われるものです。
これが複雑化している家はカビが発生し易いのです。
築40年位の家の多くは内基礎がありますので、床下換気扇を取付け
ても部屋の隅々まで空気が循環することはありません。
むしろ無駄な出費になります。
50㎡(15坪)ほどの1階の面積があると床下換気扇と調湿材で100万円を
超える見積金額が来ます。
そして一般的に信用ある団体から床下業者が来ていることが多いので
皆さん信用してしまいます。
何度も書きますが、カビ対策と呼ばれるものはカビに直接攻撃を行うのが一番なのです。しかも効果が持続出来るのです。
何故無駄な湿気対策をやらないといけないのでしょうか?
きっと明日も同じ様な手法で床下の湿気対策をPRしていると
思いますが、皆さんも良く考えて判断下さい。
床下のカビでお困りの時は、防カビ工事専門業者プレモに相談下さい。
畳下の床板が原因でカビ臭が発生する(埼玉県川越市編)
和室は家の中で、日本伝統文化の象徴と言える場所です。
ただ和室に使用される建材などは進化しかなり変化している
のでカビ臭などの原因になることもあります。
代表的な場所で言えば、押入れと畳です。
押入れはまた別の機会に書くとして、畳は今では断熱畳と
言われているスタイロ畳が主流です。
スタイロ畳は、軽くてとても良いのですが気密性が高く
畳裏が蒸れる傾向にあります。
畳下の床板がコンクリートなどの場合はカビ発生の
確率が上昇します。
畳下の床板(荒床と呼んでいます)が蒸れることでカビ発生
し、和室のカビ臭の原因になることすらあるのです。
実際に床板(荒床)の殺菌消毒作業を行っただけでも
和室のカビ臭には効果がありました。
そのままでは、カビは再発しますので防カビ施工を
行ったのは言うまでもありません。
皆さんのご自宅に和室はありますか?
マンションや団地、戸建に関係なく和室の畳下の床板
のチェックをしてみましょう。
カビが発生している可能性が高いのでカビチェックは重要です。
畳下の床板にカビが発生していたら防カビ工事を
お勧めします。
築20年以上のコンクリート住宅はカビ易い
築20年以上経過したコンクリート住宅に住んでいる方
からの問合せがこのところ続いています。
たまたまなのかも知れませんが、続くのはちょっと怖い。
コンクリート住宅と言っても色々あります。
多くは現場で造るRC造(鉄筋コンクリート)
PC造(プレキャスト)の様に工場で壁などを造り現場で組み立てる
工法などもありおます。
今回はPC造の件です。
そして、築20年以上経過した戸建で発生している案件が続いて
いるのですが、同じ状況にあるケースが多いので今回ブログに
書かせて頂きます。
PC造もRC造のいずれも高気密住宅です。
建築当時は、換気についてさほど重要視していなかったようで
下見すると換気口も申し訳ない程度のものでした。
そして、冬の時期ガスファンヒーターや石油ファンヒーターを
利用しているのです。
換気と冬季の暖房器具が問題でした。
壁や天井が結露し易く濡れます。
結果としてカビが大量発生することになるのです。
暖房器具とPC造による気密性で発生する天井壁紙のカビです。
冬の時期の生活の仕方を工夫しながら結露が発生し難い環境に
したいものですが、その当時のPC造はともかく冬も寒いのです。
今のPC造は違うと信じていますが…
高気密高断熱になればなるほど、結露とカビと言う落とし穴が
あることだけはお忘れなく。
壁紙のカビでお困りの時は、防カビ工事専門業者プレモに
相談下さい。埼玉県・東京都を中心に神奈川県を含む関東一円に対応しています。
明日は、東京都目黒区と豊島区に下見で伺います。