床下の湿気対策はカビ対策にはならない(東京都武蔵野市編)
床下業者(シロアリ駆除・害虫駆除)が「シロアリはいないがカビが酷い」
と言う営業トークを言うことがあります。
カビが酷い?何処にカビが発生しているのか?
第一位が床下裏です。
第二位が土間つまり土です。
そこで提案をして来ます。
床下換気扇を通気口に取付けましょう。
土間には、防湿シートを敷いて調湿材を撒きましょう。
他にもあります。
ゼオライトシートを敷きましょう・・・ です。
ちょっと待ってもらいたいのです。
深呼吸をして冷静に考えましょう!
写真の様なカビで湿気対策を行う必要は無い。
いい加減な説明で施主を騙してはいけない。
上記の写真は築30年近い戸建床下です。
30年近く経過してこの状態なんです。
何を焦って湿気対策をする必要があるのでしょうか?
床下業者の行うことを1つ1つ考えてみましょう。
調湿材を撒くのはかなり床下に湿気が高い場所になります。
冬でも床下の湿度が60%~70%ある様な土間で、夏なら80%以上ある
様な場合に限られるでしょう。
意外と防湿材を使用しなければいけない家は少ないのです。
床下換気扇ですが、家の壁の下(外周は除いて)基礎があります。
いわゆる内基礎と言われるものです。
これが複雑化している家はカビが発生し易いのです。
築40年位の家の多くは内基礎がありますので、床下換気扇を取付け
ても部屋の隅々まで空気が循環することはありません。
むしろ無駄な出費になります。
50㎡(15坪)ほどの1階の面積があると床下換気扇と調湿材で100万円を
超える見積金額が来ます。
そして一般的に信用ある団体から床下業者が来ていることが多いので
皆さん信用してしまいます。
何度も書きますが、カビ対策と呼ばれるものはカビに直接攻撃を行うのが一番なのです。しかも効果が持続出来るのです。
何故無駄な湿気対策をやらないといけないのでしょうか?
きっと明日も同じ様な手法で床下の湿気対策をPRしていると
思いますが、皆さんも良く考えて判断下さい。
床下のカビでお困りの時は、防カビ工事専門業者プレモに相談下さい。
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