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竣工後4年以内のカビ

基礎断熱工法の床下は昔よりも10倍カビ易い


基礎断熱工法の一戸建てが増えています。
そしてこれは防カビ工事専門業者の肌感覚から言わせてもらえれば
床下が基礎断熱の場合、昔の在来工法よりも10倍カビ易いと
言いたくなる工法です。
あくまでも私感としてですが…


床下基礎断熱工法の構造材に発生したカビ
床下構造材に発生したカビ


昔の家は、床下の通気が良かった。
冬はそれこそ厚手の靴下を履くか、スリッパを履かないと寒くて仕方ない
状況でしたが、基礎断熱工法は違います。
床下とは言え、室内の一部と考えているのです。
だからかなり暖かいのです。(実際に床下に潜るとそう思うはずです)

しかも、基礎パッキンを塞ぐので通気が悪くなります。
床下の通気を良くするために、床下換気システムの導入をしている
基礎断熱工法の家が多く見受けられますが、ジャバラホースが全てに
行き渡っている訳ではありません。
ジャバラホースが行き渡らない場所にカビが発生します。
また、このホースのせいで可動領域が狭くなり防カビ工事がし難い
こともしばしばあるのです。(つまり邪魔なのです)

新築の場合、竣工後4年の間ベタ基礎からの水分が放出されます。
だから夏場に床下の湿度が80~90%を超えることがあります。
床下は濡れ濡れです。
それでも床下換気システムが効果あるのか?には少々疑問を呈したく
なるのはおかしな話でしょうか?

基礎パッキンを塞いでいるので湿気が逃げ難い。
通気が悪いので床下基礎断熱工法は暖かい。
基礎内断熱工法で、空気が停滞し易い場所が多い。
つまりジャバラホースで床下の空気を屋外に排出してもデッドスペース
が必ずあるのです。

基礎断熱工法には防カビ工事によるカビ対策が必須
です。
建築会社や工務店の中には防カビ工事を否定したり、間違った認識
や固定概念を持っている経営者も沢山いますが、自分勝手な考えで
お客様の住まいが守られるとは思えません。
是非、柔軟な考えで利益志向に走らずお客様目線で対応して
頂けることを強く望んでいます。


防カビ工事はカビが発生し難い環境を作る安全な工事です。
長く家を守る意味でも基礎にカビが発生してはいけません。
是非、防カビ工事などを駆使しカビが発生し難い床下を作りましょう。

 

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