新居建築中の大雨と床下カビの深刻度
新居建築中に大雨が降り、床下に雨水が溜まってしまうこと
は建築会社の現場監督なら1度や2度は経験があるはずです。
建築中の新居床下に大量の雨水が侵入した写真
そして今の家は床下が複雑化しています。
通気がし難い構造になっているのです。
例えば、外気と通気をする基礎パッキンを塞ぐ工法が多く
なっています。(基礎断熱工法と言います)
水を抜いたつもりが基礎パッキンを塞いだ基礎断熱工法
では水分が抜けきることはほぼありません。
基礎パッキンを塞いでいるので通気が出来ないのが問題です。
まだあります。
床下換気システムがあればまだ良いのですが、ただ建築中
なので使えないのです。(いや使わないのです)
だから床下の換気が出来なくて床下がカビだらけになること
が急増しているのです。
こういう場合は、床の全解体で水分を逃がすのが一番の方法です。
ここ5年の間に建てた新居の多くは基礎断熱工法を採用
している可能性があります。
写真の様に床下の天井部分当たる場所には断熱材がありません。
その為、カビが発生し始めると止まらなくなります。
この様な家に住むと、やたらとカビ臭くて堪らない状況に
なるのですが「何故カビ臭いの?」と疑問を持ってからでは
遅いのです。
だから、1階の床を全解体し更に壁紙も張替える必要が
あるのです。
理由としては、床下換気システムが邪魔をして床下全てを
防カビ工事することが出来ないからです。
皆さんの新居はカビ臭くありませんか?
建築中に大雨に濡れていませんか?
今年の9月の大雨長雨に建築中新居は被害に遭っていませんか?
竣工前なら是非調べてみましょう。
床下にカビが発生していたら、防カビ工事が出来るなら検討下さい。
床下の隅々まで潜れない様なら床の解体を検討下さい。
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://www.premo2003.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/414