注文住宅築3年以内の床下防カビ工事(京都府編)
今年の11月に出張で京都府に出向き、床下防カビ工事を行いました。
施主様の御自宅は注文住宅で築3年以内の大きな家です。
こちらのお客様だけでなく、現在の注文住宅などで問題になるのは6つ
あります。
1)床下点検口が小さい(45cm角)上に、押入れなどの目立たない
場所に設置してあり、侵入し難い、作業がとてもし難い造りになっています。
床下点検口は60cm角が当たり前ですし、設置場所も押入れの様な
目立たない場所に設置するものではありません。
2)床下が低いので作業し難い。
35cm前後の家が多過ぎる点が気になります。
床下では45cmが普通です。
35cm前後だと仰向けからうつ伏せになることすらし難くなります。
3)ブロックごとに床下が分かれていて人が移動出来ない造り
になっている家が増えている点です。
床下を細かく区切ると空気が停滞し易く、竣工時から発生するベタ基礎
のコンクリートからの湿気が停滞し易くなります。
4)密閉型の床下が増えています。
空気の循環並びに換気があると、多少ですがカビが発生し難くなると
ハウスメーカーやハウスメーカーのFC店、工務店などは思っている
様ですが、あくまでも多少発生し難くなるレベルであり、カビを防止する
様なレベルでは絶対ありません。
まして、密閉型の床下にすると換気などもされませんので、床下に
カビが発生するのは目に見えています。
5)フローリング下にパーチクルボードなるMDF素材
を使用している家が増えています。
パーチクルボードはカラーボックスの裏の延長の様な素材でMDF建材
なのですが、湿気に弱く夏場の床下の高い湿度には不向きなのです。
6)基礎断熱工法はカビが非常に発生し易い。
このブログでも書き続けていますが、基礎断熱工法は問題です。
カビが発生し易い点が挙げられますので、防カビ工事は必須なのです。
ですが、床下換気システムなどを導入すればOKと言う安易な判断の元
に造られているのですから、話しになりません。
別の言い方をすると、注文住宅ほど床下がカビ易い!
と言えるでしょう。
今回の京都府の床下防カビ工事は、出張地域の限定(西は愛知県迄)
する以前にお約束してしまった為に伺うことになりました。
床下も80㎡をゆうに超える大きな家でしたので本当に大変でした。
上記の写真は、殺菌消毒作業までですが、その後防カビ施工を
行いカビが再発し難い環境を作っています。
※工事期間は3日間(床下80㎡の時は日程調整が必要になる上に
工事期間が4日間は欲しい時があります)
今年は出張防カビ工事地域を限定し、新潟県・長野県・山梨県・静岡県
愛知県迄としました。
※対象工事となるのは、床下のカビ・建築中のカビ・カビだらけの部屋
別荘のカビなどになります。
今後も埼玉県・東京都を中心に神奈川県・千葉県を含む関東一円
と上記の地域で防カビ工事を行っていきます。
注)関東一円については建物内の防カビ工事全般をお請けしております。
住まいのカビでお困りの時は、お気軽に相談下さい。
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