【台風や豪雨で濡れた建築中新居】カビ対策はどこまで行うか
台風やゲリラ豪雨で濡れた新居のカビ対策を
建築会社はどこまで行っているでしょうか?
費用は誰が出すのでしょうか?
自然災害だから、施主が持つのか?建築会社が道義的に持つのか?
この場合、建築会社の規模が問題になります。
実はそこまで考えて契約する必要があります。
雨水で濡れた建築中の新居のカビ対策は、建売住宅・注文住宅共に
行っていないのが現状です。
せいぜい乾燥させるだけ。
送風機で風をあてての乾燥になります。
雨で濡れた合板や集成材は乾燥させただけではダメ
やがてカビが発生して来ます。
ゲリラ豪雨や台風で濡れた1階フローリング下地材の白カビ
雨水に濡れた床下地(根太レス工法の構造材)は
基本交換です。
雨水に濡れた状況にもよりますが、たまに見かけるのが養生を
していると、養生材と床下地材の間に雨水が侵入しカビ発生の
原因になる雨染みが発生します。
程度にもよりますが、その場合防カビ工事で対応可能です。
外壁側の壁下地材の合板については基本交換です。
激しく濡れた壁下地材の合板をそのまま流用するのは危険です。
防カビ工事を考えるのではなく交換しましょう。
問題になるのが、屋根下地の野地板と言われる合板です。
激しく濡れ雨染みがあるなら、交換も視野にいれるべき
でしょう。
念のために書きますが、野地板交換は行わない建築会社がほとんどです。
しかし、以前野地板に黒カビが大量発生していた建築途中の現場
見たことがありますので、何とかなるだろう的な考えは捨てないと
いけません。
防カビ工事専門業者から見ると2つのポイントがあります。
1)床下
2)集成材の接合部分
床下は、工法にもよりますが、気密性の高い床下の場合で雨水が
床下に流入した場合、1階のフローリング下地材を剥がさないと
湿気は逃げません。
しっかり湿気を逃がしてから再工事するしかないのです。
基礎内断熱工法などはその典型と言えるでしょう。
床下高が低い基礎パッキン工法の床下も同様のことが言えます。
集成材の接合部分は、防カビ工事で対応はやってやれないことは
ありませんが難易度が高いと言えるでしょう。
問題は接合部分に薬剤が浸透してくれるかどうかになります。
色々書きましたが、防カビ工事が対応できる範囲は少ないようで
実はあるのですが、合板や集成材の交換をどこまでやるのか?が
重要になります。
雨水に濡れた建築中の新居全体に防カビ工事を行うと
金額が跳ね上がりますから、建築会社が施主様から
解体を迫られたような場合は防カビ工事をご検討
頂ければと思います。
プレモの防カビ工事は、埼玉県・東京都・神奈川県を
中心に関東一円に対応しています。
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