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2016年12月

床下の鋼製束や釘が錆びているとカビも繁殖する


床下のカビ下見を行うと釘が錆びていることが非常に多く
見受けられます。

酷い時は、鋼製束まで錆びているのです。
これは驚きです。
浸水現場でもなかなか見ない光景です。

釘や鋼製束が錆びるのは、床下内の高い湿度が長期間床下内
に閉じ込められている証拠になります。



床下鋼製束が錆びカビが大量発生

床下鋼製束が錆び、カビが大量発生している


そして、床下には大量のカビが発生します。
当然ですが、こういう状況下のカビは再発力が強く防カビ工事
でも防ぐのが厳しい時があります。
※とあるお客様には、カビ再発リスク90%と言っています。


再発リスクが高い理由は、床下は基礎内断熱工法であり湿気を
床下に閉じ込め、床下温度も高いのでカビが発生するリスクが
非常に高いためです。

別の書き方をすると、床下にカビが発生し易くする造りと言える
でしょう。


鋼製束が錆び、釘が錆びるのは良くありません。
このことを建築会社はかなり軽く考えています。
建築会社の中には、「釘が錆びるのはよくあることであり、鋼製束が
錆びたら補強すればいい…」とまで言い切る現場監督や営業の人が
いるくらい事の重要性を考えていないのです。


冷静な眼で見てもやはりおかしい!と感じます。
このような家が今急増しています。

特に、床下基礎内断熱工法を採用している家は、床下のカビが
繁殖し易い環境にありますので、日常的なカビチェックが必要に
なるでしょう。


床下のカビを止めるべく防カビ工事を行いますが
厳しい状況になることも稀にありますので、通常
よりも費用がかかる可能性もあります。

そのことを覚えておいて頂ければと思います。


基礎内断熱工法の床下は本当にカビが発生し易い。
これからも増え続ける床下基礎内断熱工法によるカビを止め続けたい
と思う今日この頃です。




 

壁が激しく結露しカビ臭を放つ家


壁が激しく結露し、カビ臭を放つ家
少なくありません。

主に注文住宅が多いのですが、気密性が高すぎて
室内の空気を換気し切れないのでしょうか?
それとも断熱効果が弱いのでしょうか?

室内のクロス壁紙が激しく濡れて手のつけようが無いほど
凄まじい結露なのです。



激しい結露で壁が濡れカビ臭の原因に

壁の下側に見える結露跡の染み


気密性の高い住宅を国はCO2削減といいつつ求めています。
建築業界で言うところの「ゼロエネ住宅」です。

しかし、建ててみたら結露が室内の壁に激しく発生するような
家になることを推測し対処しなければならないのですが、
ここまで酷い結露になると建築会社も逃げまくるようになります。


「建てておいてそれは無いでしょ?」と思うかも知れませんが
本当に対応してくれないのです。
カビ臭については防カビ工事が必須なのですが、激しい結露
が発生する箇所には防カビ工事を行っても限定的です。


防カビ工事専門業者として12年目を迎えるプレモにとっても
大きな課題になる家が実は確実に増えているのです。

 

左官天井の防カビ工事前後写真


都県市町営住宅(アパート)天井に見られる左官天井ですが
非常にカビ易い&変色し易いのが難点です。


年間に数件程度ですが、左官天井の防カビ工事をすることがあります。
いつ工事したら良いのか?は酷くなる前!です。

費用はお客様持ち(管理会社は何もしてくれません)ですが
カビを一度リセットすることは重要です。


以前防カビ工事させて頂いた〇営住宅天井の防カビ工事写真を
掲載します。

これ以上酷い時も対応は可能ですが、細かく色素が残る場合が
あることを事前にご承諾頂く必要があります。


 

左官天井防カビ工事前

左官天井防カビ工事前

左官天井防カビ工事後

左官天井防カビ工事後

上記右写真は一部カビが残ったように見えますが、実際はかなり除去
されている仕上がりになっています。


再発防止のために利用した防カビ施工は、今までと違った防カビ剤で
対応しています。
塗り壁には非常に適している防カビ剤なので、このような左官天井の時
は今後も使用していく予定です。


左官天井のカビを一度リセットしたい方は、プレモの
防カビ工事をぜひご検討下さい。