床下の鋼製束や釘が錆びているとカビも繁殖する
床下のカビ下見を行うと釘が錆びていることが非常に多く
見受けられます。
酷い時は、鋼製束まで錆びているのです。
これは驚きです。
浸水現場でもなかなか見ない光景です。
釘や鋼製束が錆びるのは、床下内の高い湿度が長期間床下内
に閉じ込められている証拠になります。
床下鋼製束が錆び、カビが大量発生している
そして、床下には大量のカビが発生します。
当然ですが、こういう状況下のカビは再発力が強く防カビ工事
でも防ぐのが厳しい時があります。
※とあるお客様には、カビ再発リスク90%と言っています。
再発リスクが高い理由は、床下は基礎内断熱工法であり湿気を
床下に閉じ込め、床下温度も高いのでカビが発生するリスクが
非常に高いためです。
別の書き方をすると、床下にカビが発生し易くする造りと言える
でしょう。
鋼製束が錆び、釘が錆びるのは良くありません。
このことを建築会社はかなり軽く考えています。
建築会社の中には、「釘が錆びるのはよくあることであり、鋼製束が
錆びたら補強すればいい…」とまで言い切る現場監督や営業の人が
いるくらい事の重要性を考えていないのです。
冷静な眼で見てもやはりおかしい!と感じます。
このような家が今急増しています。
特に、床下基礎内断熱工法を採用している家は、床下のカビが
繁殖し易い環境にありますので、日常的なカビチェックが必要に
なるでしょう。
床下のカビを止めるべく防カビ工事を行いますが
厳しい状況になることも稀にありますので、通常
よりも費用がかかる可能性もあります。
そのことを覚えておいて頂ければと思います。
基礎内断熱工法の床下は本当にカビが発生し易い。
これからも増え続ける床下基礎内断熱工法によるカビを止め続けたい
と思う今日この頃です。
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