結露とカビ
マンション梁下地からの結露によるカビ
マンション室内には梁が多いと思います。
その梁が結露してクロス壁紙下地にカビが発生する事例は
少なくないはずです。
マンション梁下地からのクロス壁紙のカビ
梁が結露する原因は、下地が石膏ボードでもGLボンドで
取付けているコンクリートの梁が原因です。
コンクリートの梁に直接クロス壁紙が張られていること
もありますが、見た目を良くするためにコンクリート梁
にGLボンドという石膏粘土を貼り付けて石膏ボードを
取付ける方法でクロス壁紙下地を造作するのですが
コンクリートに断熱材は入ってなく、GLボンドも1㎝
も無い厚みですので、結露がダイレクトに石膏ボードに
染み出てしまいます。
結果として、上記のようなクロス壁紙下地からのカビが
非常に目立つようになります。
良いか悪いかは別ですが、ベターな方法は梁の石膏ボード
を撤去→GL撤去→断熱材を取付ける(木下地を組めれば
理想かも知れません)→石膏ボードとクロス壁紙仕上げ
その間に、コンクリート梁自体に防カビ処理するのは
当然ですし、石膏ボードなどにも防カビ処理する必要が
あるでしょう。
マンションの梁や梁下がカビていると、頭が痛くなります。
頭が痛くなる理由は、お客様は軽く考えているので出費を
抑えられる!と勝手に考えていることが多いのです。
実際は、かなりの出費を余儀なくされるので下見しても
まとまらないケースが多いのです。
西日が当たる部屋などは特に注意が必要です。
冬だけでなく夏も結露する可能性があるからです。
マンション梁の結露によるカビにはご注意下さい。
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://www.premo2003.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1011