床下基礎内断熱工法で漏水事故や雨水が侵入すると
床下にカビが発生します。
床下がカビ臭くてとんでもない状況にない
ことになります。
漏水事故や建築中に雨水が侵入する事例や
建築後に雨水が侵入するような事例が発生
した時、初動は何をするのでしょう?
当然のことですが水を抜きます。
次に、乾燥させます。
漏水事故や建築中に雨水あるいは建築後の
雨水侵入が発生した規模にもよりますが
基礎内断熱工法の床下は構造用合板が剥き
出し状態になりますのでカビが発生します。
建築中に雨水が侵入した基礎内断熱のカビ
濡れた基礎やベタコンを乾燥させようと
建築会社が行うことは送風機やサーキュ
レーターでの乾燥になります。
ところが、カビが発生しているorカビ発生
の前兆の時に風で乾燥させるのは禁忌。
もう皆さんなら分かると思います。
大量のカビ胞子を飛散させることになる
のですからやってはいけない行為なの
ですが、建築会社担当者は理解出来ずに
必死で風を濡れた場所に当て続けようと
します。
室内にカビ胞子やカビ臭が流入して来て
生活するの支障を来すこともあるのです
から本当に困ります。
東京都内の場合はもっと困ります。
深堀基礎や床下高が25㎝無い住宅が非常
に多いのです。
乾燥作業もままならないし、基礎内断熱
(基礎外断熱も同じです)は湿気が逃げない
造りですので大掛かりな工事が必須になり
ます。
既存のフローリングやその下の構造用合板
を剥がし、一気に湿気を抜きます。
時間が経過するとコンクリートにカビ発生
の危険性が高まりますので、コンクリート
の基礎土間にも防カビ工事が必須になるの
は言うまでもありません。
さらに、大引きや新規の構造用合板にも
防カビ工事するのは当然です。
この防カビ工事を認めるか?どうかになる
のですが… 多くの建築会社はそこまで
やらないで対応しようと考えます。
ちなみに、プレモでは床下高30cm未満の
防カビ工事はお請けしておりません。
昨日も、ホームインスペクションで著名な
企業のご担当者様と話をさせて頂きました
が、ただ潜るのと防カビ工事するのは違う
と言う点です。
床下で防カビ工事するのは危険なのです。
施工者の顔に殺菌剤が大量にかかったら
本当に危険!
(住んでいる方には関係のない話ですが)
危険を感じてまで床下防カビ工事は出来
ないのです。
ご理解下さい。
基礎内断熱の床下は防カビ工事に不向き
とお考え頂いたほうが良いでしょう。
とは言えやらない訳にはいけないので
本当に苦労しますが…
ご自宅の床下が基礎内断熱工法の場合は
定期的にカビ点検することを考えて下さい。
宜しくお願い致します。
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