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建築中のカビ

雨に濡れた建築中住宅にエタノールや高濃度アルコールは効かん!


何度書いたら建築会社の皆さんに理解
していただけるのでしょうか?


消毒用エタノールや
高濃度アルコールは
カビには効かない上
に殺菌効果も期待出
来ません。


室内でちょこっと発生したカビ程度
で白カビ系ならカビ色素除去がなされ
たように見えるかも知れませんが再発
して来ることを忘れてはいけません。

弊社が取り組むような現場のカビ色素
を消毒用エタノールや高濃度アルコー
ルで除去しようなんてあり得ない話。



もういい加減同じことを書かせるのは
止めてもらいたい!と言いたくなるほど
雨に濡れた建築中住宅(主に注文住宅)
で苦慮している建築会社や施工会社が
多いようです。※床下カビもエタノール
で対応しようなんてあり得ません!



アクが発生しているからアク抜きやアク
洗いをやってもカビを死滅させたり、
発生防止になることは絶対にありません
のでくれぐれもお間違いなく。

 

アク洗い後にカビ発生
アク洗い後にカビ発生



消毒用エタノールや高濃度アルコールは
カビの細胞壁の水分を破壊してカビを死
滅させるメカニズムなのですが、時間が
足りないのと揮発性物質でもあるので
あっという間に乾燥してしまいます。

分かりやすく書くと、カビに対する接触
時間があまりにも短く細胞膜を破壊する
に至らないということなのです。
高濃度アルコールはカビ取りようではな
く「防カビ」としてラベルに表示されて
いますが、これも間違いだと弊社は考え
ています。高濃度アルコールの場合揮発
する時間が長いのですが、こちらも接触
時間が短いのでカビを死滅するに至らな
い可能性がありますので、時間経過と共
にカビ再発のリスクが生じます。


雨に濡れた建築中住宅は、消毒用エタノ
ールや高濃度アルコールレベルでカビの
死滅や再発を防止するのは無理がありま
すのでくれぐれもお間違いないようにし
てください。


文科省のHPにもカビ対策について記載
されていますが、ネットの検索をすると
消毒用エタノールや無水エタノールを布
につけて拭き取ると良いと書いてありま
すが間違いです。お止めください。
同じことを何度も繰り返すようになり、
カビを拡げてしまいますのでご注意を。



建築中住宅のカビやカビ発生が心配な
時はプレモに相談ください。

 

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